いびきの原因を知る(鼻のレーザーだけは治せない理由)

音は振動するものがなければ発生しません。
いびきがおこるのは、口腔(口のなか)の粘膜の振動です。
特に振動しやすいところは、口蓋垂(のどちんこ)とその周囲の軟口蓋(うああごの後方)です。ここの振動がいびきの一番の原因なのです。
これが、鼻のレーザー治療だけでは「いびき」が治らない理由です。

鼻の中は原則として振動するものがありませんから、いびきにはなりません。
では、鼻がつまるとどうしていびきをかくのでしょうか?

鼻がつまると口呼吸になり先ほど述べた口蓋垂(のどちんこ)とその周囲の軟口蓋(うああごの後方)が振動しやすくなるためいびきになるのです。
レーザー治療で鼻づまりを治療すると、いびきが改善することがありますが、これらの方の口蓋垂(のどちんこ)とその周囲の軟口蓋(うああごの後方)あまり大きくないかたで、振動する部位が少ない構造の人たちで、あまり多くありません。

鼻のレーザー手術は鼻呼吸をするということで、いびきの本質的治療ではないことを理解する必要があります。(鼻と喉両方の手術ができる医院かの確認をすることが手術に失敗しないコツです。)