鼻の手術、あるいは鼻の穴を拡げる治療ではダメでしょうか?
A. C-PAPが開発される前にはしばしば行われていた治療法ですが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)でふさがっている場所は鼻ではなく「のど」ですので、効果は間接的です。
鼻づまりがSASを悪化させることがありますが、鼻の治療だけで良くなることは(ごく一部を除き)あまりありません。
余談ですが、鼻の通りを良くする器具としてナステントがありますが、ナステントがSASに有効でない可能性が高いのは、上記で説明した通り、ただ鼻を通す器具だからです。
但し、他の治療と併用することで効果を発揮することがありますので、詳しくは専門医にご相談ください。