SAS(睡眠時無呼吸症候群)ですが、できるだけ機械は使いたくないと思っているのですが、他に治療方法はあるのでしょうか?

A. C-PAP治療の他にレーザー手術やスリープスプリント(マウスピース)などがあります。

C-PAP治療は起床時の身体が重い感じや昼間の眠気など症状の改善効果、将来の脳卒中、心筋梗塞、不整脈などの予防効果としましては、十分な実績があり、保険適応で月5,000円くらいなので睡眠時無呼吸症候群の治療としては第一選択です。
ただし、対症療法の為、直接原因を治療することにはなりません。
また、原因療法として挙げられるのはレーザー手術による治療です。
レーザー手術でのどを広げることで、SAS(睡眠時無呼吸症候群)を軽減できます。
保険診療で適用出来る為、費用は40,000円程度です。
その他、スリープスプリントの場合は、比較的受け入れやすさはありますが、あまり効かない人も多く効果は限定的と言えます。
治療を前提としたものではなく恒久的な治療を目指すものではありません。
スリープスプリント作成の場合は3割負担の方では約15000円程度です。
こちらもC-PAPと同じく対症療法となり原因を対処することにはなりません。