睡眠負債で認知症に?快眠であなたの脳を快適に
「睡眠負債」という言葉が注目されています。日常、睡眠不足のまま過ごしていると、睡眠不足が積み重なって「負債」となり、体にいろいろな不調をもたらしていきます。「短時間睡眠で平気なタイプ」と思っている方も、以下のチェックリストに当てはまるようなら睡眠負債担っている可能性があります。
睡眠は何もしていないので無駄な時間と考える人もいますが、睡眠には大切な役割があります。体と心を休め、記憶を整理して定着させる。体の再生に欠かせない成長ホルモンを分泌させ、免疫力を上げる。さらに、脳にたまる老廃物を取り除き、これら睡眠の役割は、睡眠時間が不十分だと果たされません。その結果、太ったり、肌がカサついたり、さらには認知症のリスクが高まる可能性もあります。
睡眠の「量」と睡眠の「質」が大事です。睡眠の質を確保する具体策を紹介します。
チェックリスト あなたの睡眠の量は足りていますか?
1つでも当てはまれば睡眠負債がたまっている可能性があります。
● 午前中に眠気を感じる
本来、午前10~12時は脳がよく働く時間帯ですが、この時間帯に眠いのは、睡眠時間が足りないという証です。
●朝起きたときにだるさを感じ、頭がぼんやりする
だるさやぼんやり感はないはずの朝は自律神経のうちでも活動的な「交感神経」の働きが高まる時間です。
●平日の睡眠時間は6時間未満
自分は短時間睡眠でも平気なタイプだと信じている人もいますが、多くの人は7時間半ほどの睡眠が必要です。
●帰りの電車で眠くなる
深夜は別として、夜の18時から21時くらいの電車に揺られ、眠くなるという人は、睡眠が不足しています。
●アラームを使わないと2時間以上寝坊する
休日でも、いつも通りの時間にアラームを使わなくても目が覚めるようなら、普段から睡眠が足りている証です。