スギ・ヒノキ花粉飛散量の予想は前シーズンより福岡で3倍以上、愛知で4倍以上

今年2016年のスギ・ヒノキ花粉飛散量の予想は前シーズンより福岡で3倍以上、愛知で4倍以上の飛散数予測が出ています。

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2016年春のスギ花粉の飛散開始は、東日本では例年より早いところが多いという予測が出ています。2月上旬に花粉のシーズンが始まるでしょう。
2016年の1月と2月は、気温は東日本では平年並みか平年より高く、この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向にあることから、2016年春のスギ花粉の飛散開始は、東日本では例年より早くなるという予測が出ております。

tenki.jpのサイトへジャンプします。
http://www.tenki.jp/pollen/expectation.html

ただし、スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めましょう!
症状が出てからでなく、症状が出る前の予防治療が大切ですので、
当院では、早めのレーザー治療をおすすめしています。
また、シーズン中は予約待ちが予想されますので早めのご予約をお願いいたします。

来春2015年のスギ・ヒノキ花粉飛散量の予想は平年の1.5倍

来春2015年のスギ・ヒノキ花粉飛散量の予想は平年の1.5倍、今春の3倍と予想されています。

症状出てからでなく、症状出現まえよりの予防治療が大切ですので、
当院では、早めのレーザー治療をおすすめしています。
また、シーズン中は予約待ちが予想されますので早めのご予約をお願いいたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS) C-PAP(持続的陽圧呼吸法)を使い続けますか? PARTⅡ

C-PAP(持続的陽圧呼吸法)を使い続けますか?

閉塞性睡眠時無呼吸症候群治療の第一選択は持続的陽圧呼吸法(C-PAP)です。

このことは、世界的にも認められ次に上げるアメリカ耳鼻咽喉科学会の声明にも明記されています。

しかし、実際にC-PAP治療が有効とされる睡眠時間の70%以上の時間を使用できる患者さんは、C-PAP治療を受けている患者さんの50%以下なのが問題なのです。

使用できない理由としては、装着すること自体が気になる、陽圧で空気を送り込まれることがかえって苦しい、出張・旅行に携帯することが煩雑である。

対症療法に過ぎない。など様々な理由があります。 C-PAPを使用しない治療法として、咽頭形成術があります。この術式の有用性は以下に引用するアメリカ耳鼻咽喉科学会の声明のなかに、エビデンスとして書かれています。 C-PAPと咽頭形成術の利点・欠点をまとめ示します。

C-PAP ノドレーザー治療(咽頭形成)
自然睡眠 ×
睡眠のクオリティー 改善 著明改善
治療内容 対症療法 根本治療
痛み なし 術後2週痛みあり
機械装着 毎晩 なし
患者さん負担 月約5000円毎月 手術費用約3万円別途院外処方料2週間分
医療費抑制効果 なし あり

以上のように、咽頭形成術のメリットは大きいのです。その証拠としてアメリカ耳鼻咽喉科学会の声明と咽頭形成術についの論文を紹介します。 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療についてアメリカの耳鼻咽喉科学会は次のように声明をだしています。

Adopted 5/3/2010 Revised 12/8/2012  

http://www.entnet.org/content/treatment-obstructive-sleep-apnea

原文の意訳(原文は下記に掲載)

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に気道が潰れることによりおこる病気である。

上気道(口腔咽頭喉頭)を専門とする耳鼻咽喉科医は専門家として睡眠時無呼吸患者の評価治療に関与している。

成人の睡眠時無呼吸症候群の評価、長期にわたる管理やケアーの臨床ガイドラインでは、外科的治療可能な上気道狭窄や、C-PAPが使用できない患者さんにおいては外科治療を考慮すべきである。

成人の睡眠時無呼吸症候群の治療の第一選択はC-PAPであるが、一晩の睡眠時間の70%以上、4時間以上の使用が可能な場合をC-PAP治療有効とされているが、C-PAP使用の患者さんの50%(半数)以上は実際には使用できていないが、こうした患者さんは他の治療法を考慮すべきである。

マウスピースも他の治療法の一つであるが、使用できない場合は、外科的治療を考慮すべきであり、この外科的治療により著明に生命予後や生活の質の向上が認められた。

Treatment of Obstructive Sleep Apnea: Overview 

Obstructive Sleep Apnea (OSA) is a common disorder involving collapse of the upper airway during sleep. This repetitive collapse results in sleep fragmentation, hypoxemia, hypercapnia, increased sympathetic activity. As specialists in upper airway anatomy, physiology and surgery, Otolaryngologists are uniquely qualified to treat patients with OSA. In the Clinical Guidelines for Evaluation, Management and Long-term Care of Obstructive Sleep Apnea in Adults, it is recommended that evaluation for primary surgical treatment be considered in select patients who have severe obstructing anatomy that is surgically correctible (e.g., tonsillar hypertrophy obstructing the pharyngeal airway) and in patients in whom continuous positive airway pressure (CPAP) therapy is inadequate. (Epstein, EJ, Evidence Based Clinical Guideline) In most patients with moderate to severe OSA, continuous positive airway pressure (CPAP) is the first line treatment.  Successful long term treatment of OSA with CPAP is difficult to achieve and fewer than 50% of patients on CPAP are adequately treated, as defined by 4 hours of use 70% of nights.(Weaver, TE, Level 2 evidence and Kribbs, NB, Level 2 evidence) Other treatment options must be available to patients with OSAS. Surgical procedures may be considered as a secondary treatment for OSA when the outcome of PAP therapy is inadequate, such as when the patient is intolerant of CPAP, or CPAP therapy is unable to eliminate OSA (Consensus). Surgery may also be considered as a secondary therapy when there is an inadequate treatment outcome with an oral appliance (OA), when the patient is intolerant of the OA, or the OA therapy provides unacceptable improvement of clinical outcomes of OSA (Consensus). Surgery may also be considered as an adjunct therapy when obstructive anatomy or functional deficiencies compromise other therapies or to improve tolerance of other OSA treatments (Consensus)”(Epstein, EJ) Surgery for OSAS has been shown to improve important clinical outcomes including survival and quality of life. (Weaver, EM. Level 2 evidence)

References

Bhattacharjee R, Kheirandish-Gozal L, Spruyt K, Mitchell RB, Promchiarak J,Simakajornboon N, Kaditis AG, Splaingard D, Splaingard M, Brooks LJ, Marcus CL,Sin S, Arens R, Verhulst SL, Gozal D. Adenotonsillectomy outcomes in treatment of obstructive sleep apnea in children: a multicenter retrospective study. Am J Respir Crit Care Med. 2010 Sep 1;182(5):676-83. Epub 2010 May 6. PubMed PMID: 20448096. Epstein,EJ,(Chair), Kristo,D, Strollo, Jr.PJ, Clinical Guidelines for the Evaluation, Management and Long-term Care of Obstructive Sleep Apnea in Adults. J Clin Sleep Med 5(3):263-79, 2009. Brietzke S, Gallagher D, The effectiveness of tonsillectomy and adenoidectomy in the treatment of pediatric obstructive sleep apnea/hypopnea syndrome: A meta-analysis Otolaryngol Head Neck Surg, 134(6), 979-984, 2006. Weaver TE, Grunstein RR; Adherence to continuous positive airway pressure therapy: the challenge to effective treatment, Proc Am Thorac Soc. 5(2):173-8, 2008 Kribbs NB, Pack AI, Kline LR, et al. Objective measurement of patterns of nasal CPAP use by patients with obstructive sleep apnea. Am Rev Respir Dis. 147:887-95.1993. Weaver EM, Maynard C, Yueh B. Survival of veterans with sleep apnea: continuous positive airway pressure versus surgery. Otolaryngol Head Neck Surg 130(6):659-65. 2004.

 

さらにアメリカ耳鼻咽喉科学会の学術誌であるLaryngoscopeに最近掲載された論文 Rotenberg BW1, Theriault J, Gottesman S. Redefining the timing of surgery for obstructive sleep apnea in anatomically favorable patients. Laryngoscope. 2014 Apr 16

では、様々な理由でC-PAPの使用が困難であった、閉塞性無呼吸症候群の患者126名に対して、咽頭形成術をおこない(鼻閉のある場合は鼻閉改善手術施行)、術後1年目の経過を報告しています。

これら患者さんの体重はBMI平均30,9(23,2 - 34,8)と多くは肥満の患者さんです。

たとえば、身長170cm体重86.7KgでBMIは30.0です。

咽頭形成術で睡眠時無呼吸スコアAHIが半分以下になる改善のみならず、血圧の改善、睡眠クオリティーの改善を認めています。

さらに、このような外科手術による利点として、C-PAPと比較し、C-PAPは継続通院が必要であるのに対して、1回のみの施行であること、それに伴う患者さんの経済的負担の軽減のみならず、全体の医療費抑制につながることをあげています。

C-PAPを使い続けるのかは患者さんの判断になりますが、少なくてもC-PAPの使用が困難であったり、C-PAP導入に抵抗のある患者さんの参考になれば幸いです。

【効果の高いレーザー治療手術のまとめ】 鼻のレーザー治療で「いびき」が治るか? 

鼻のレーザーのみ 鼻と喉のレーザー(咽頭形成術)両方
音が震動する部分の切除 ×
鼻呼吸 咽頭が気道を狭めていない場合改善
いびき 咽頭が気道を狭めておらず、鼻呼吸が実現すれば改善可能
痛み 15秒~5分無痛 術後2週痛みあり
機械装着:CPAP、マウスピース等 毎晩(いびき、鼻呼吸改善しない場合) なし
患者さん負担 月約数百円~5000円(継続出費) 手術費用約4万円(ノドの手術3万円、ハナの手術1万円)初診料および再診料、別途院外処方代
医療費抑制効果※1 なし あり

※1:医療費抑制効果 受診に際して本人負担分は表の中の金額ですが、3割負担ですので残りの7割は国民健康保険や各社会保険の負担になります。

鼻のレーザー治療だけで「いびき」が治るか?

鼻のレーザー治療は鼻づまりを改善する為に行なうものですが、

鼻のレーザー治療だけで「いびき」がなおるのでしょうか?

この質問に対する答えは?

「改善する場合もなおらない場合もあります。」

しかし、鼻づまりがいびきの原因と考える耳鼻咽喉科の医師もいます。

私は、「鼻づまりだけがいびきの原因」と考える根拠が理解できません。

医学は科学なのですから曖昧さはゆるされません。

やはり、

いびきが何故起きるのか?

その原因を明らかにしなくてはいけません。

いびきの原因については、エビデンス(証拠)にもとづく医療の先進国であるアメリカ耳鼻咽喉科学会のホームページに以下のように書かれています。

What causes snoring?
The noisy sounds of snoring occur when there is an obstruction to the free flow of air through the passages at the back of the mouth and nose. This area is the collapsible part of the airway where the tongue and upper throat meet the soft palate and uvula. Snoring occurs when these structures strike each other and vibrate during breathing.

【翻訳】 何がいびきをひきおこすのか?
口腔や鼻の後方部位を通過する空気が閉塞されたときにうるさいいびきが発生する。
この部位は舌や上咽頭が軟口蓋と口蓋垂に接し閉塞しやすい場所である。
いびきはこの部位の構造が呼吸に伴いお互いにぶつかりあい振動することでおこる。

http://www.entnet.org/content/snoring-and-sleep-apnea

と記載されています。

アメリカ耳鼻咽喉科学会のホームページを見る限り、いびきが起こる原因について「鼻づまり」のことは書かれていません。

何故なら、「いびき」は振動する部位である軟口蓋や口蓋垂が振動する起こる現象だからです。いびきは音です。音は振動が引き起こすものなのです。

但し、鼻がつまり口を開けて寝ているといびきをかきやすくなるのは事実です。鼻づまりを治療し、口を閉じて寝ることが可能になれば、軟口蓋や口蓋垂が振動しづらくなり、いびきが改善することはあります。

しかし、咽頭部分(軟口蓋や口蓋垂)が気道を狭めている場合、鼻の通りだけよくしても鼻呼吸は本当に改善しない為、結局、咽頭部分の振動を回避することはできないのです。

また、鼻つまりがない場合や鼻の治療をしてもいびきのある場合はどうすればいいのでしょうか。

ここで、睡眠時無呼吸のないいびきだけの場合、持続的陽圧呼吸治療C-PAPやマウスピースを用いるが正しい医療か、検討する必要があります。

それらの機器の本来の目的は睡眠時無呼吸症候群の治療用なのです。

誤解を防ぐために明記しておきますが、いびきの患者さんが、全員、睡眠時無呼吸症候群ではないのです。いびきの患者さんの集合の中に、睡眠時無呼吸症候群患者さんの集合が含まれるのです。
確かに、C-PAPを使用すると、空気が一定の速さで送り込まれるので、軟口蓋が振動しづらくなりいびきが軽減します。
また、マウスピースを装着すると、軟口蓋がささえられますので、振動しづらくなり、いびきが改善します。

しかしC-PAPの使用率の悪さや、マウスピースによる顎関節の痛みの問題が常におこります。

この振動しやすい口蓋垂とその周囲を切除し、いびきそのものの原因を取り除く「いびきの手術」は、日本人である池松先生が世界に先駆けて編み出し、世界耳鼻咽喉科学会総会で表彰された優れた術式なのです。
現在のところこれに勝る術式はあみだされていませんし、

またこの術式を改良し睡眠時無呼吸症候群の手術として用いた、同じく日本人である藤田先生の功績は大きく、現在でも、アメリカ耳鼻咽喉科学会で睡眠時無呼吸症候群の効果ある治療法として推奨されています
また、アメリカ耳鼻咽喉科学会のホームページでは、いわゆる「いびきグッズ」は効果に疑問があると明記されています。